若狭三蔵について

美味しさへのこだわり

一、魚との人生 店主は地元の水産会社で、前浜の競り買付け担当として八年、担ぎとして京都の料理人はもとより、百貨店や市場相手に卸売り業を十年、寿司店を四年、水産会社工場長を十年と、これまで魚と共に歩んできました。魚を愛し、魚を知り尽くした男が選び抜いた原料と製法で作っています。 ※担ぎとは、若狭の魚を京都で売り歩く行商人のことで、京都の人は親しみを込めてそう呼んでいます。 一、地元産こしひかり 美味しい米を、それを育てた美味しい水で炊くことを念頭に、工場を海に近い所から山あいの田んぼの中に移転して来たことで、最高に贅沢な調和が生まれました。すべてのご飯を米本来の旨味が損なわれないように、精米して日を置かずに炊飯しています。 一、至高のお酢 契約農家の無農薬栽培の米だけで造られたお酢です。長期熟成発酵で仕上げられた純米酢は深いコクと芳醇な味わいで、このお酢と出会い、店主の酢に対する概念は大きく変わりました。時間の経過とともにまろやかな旨味が増すことも、押し寿司によく合っています。 一、つくり手の想い ”人がよろこぶことが一番うれしい会社に”の企業理念に基づき、喜びの連鎖、幸せが結ばれて広がっていくことに「むすび」が少しでもお役に立たせていただきたいと願いながら、真心を込めてお作りしています。